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ミスト 驚愕の結末!  [映画]

今回の「わたし、気になります!」はこちら! 【ミスト】!!

スティーヴン・キング氏の小説「霧」を原作としたアメリカのSFホラー映画です。
公開は2007年、監督は『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』も手がけたフランク・ダラボン氏。

あらすじ:
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7月19日の夜、メイン州西部の全域が、未曾有の激しい雷雨にみまわれた。嵐に脅える住民たち。だ が、その後に襲ってきた“霧”こそが、真の恐怖だったのだ。その霧は街を覆いつくし、人々を閉じ 込めてしまう。時を同じく、デイヴィッドとビリーの父子は食料を買出しに行ったスーパー・マーケ ットで“霧”に閉じ込められてしまう。他の買い物客が建物の外に出ようとすると、次々に霧の中の 何者かに襲われていく。立ち往生を強いられる中、母の待つ家に帰ろうとビリー少年に哀願されるデ イヴィッド。そしてある決意を固めて絶望的な状況の中、父子での決死の脱出を図る二人の前につい に姿を現す“霧”の正体とは? 人間は見たことのない恐怖の前にどのような選択をするのか。そし て奇怪な霧に閉じ込められた人々の運命は?

                               Amazon内容紹介 内容解説の項目より引用
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このミストという映画、公開当時はその衝撃的な結末に大きな話題を呼びました。
それはスティーヴン・キング氏の小説「霧」が原作となっているものの、その結末が大きく異なったためでした。
既存のホラー映画とは違った驚愕の結末は誰もが予想だにしないもので、
またこの作品何が怖いかというと、霧の中の怪物が第一に浮かび上がりますがそれだけじゃあありません。
極限状態の中で次第に狂気に呑まれていく人々もまた恐ろしい。
中でも狂信的なミセス・カーモディの変化とその狂気具合は見物です。
人間の持つ最も恐ろしい部分が徐々に露呈していき、狂気はやがて感染する。
この作品を観て私は集団心理の恐ろしさと、遙か古代にあった儀式や生贄、カルト集団というものがどうして生まれたのかなんとなく分かったような気がしました。
この作品はSFホラーもしくはパニック映画に分類され、はっきりいって後味は悪いです。
友達に勧めるかと言われたら、けして勧めない映画でしょう。
ですからこうしてブログでひっそりと紹介しているのです。
何の因果かここに辿り着いたあなたになら、紹介してしまっても良いでしょう?


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ミストは大きく評価の分かれる作品ですが、私の中ではかなりの傑作です。それはなぜかというと、恐怖に欠かせない三要素を全て上手く取り入れてるからです。
その要素というのが「知らないことの恐怖」「知っていることの恐怖」「想像できてしまうことの恐怖」この三つ。
特に一番重要な「想像できてしまうことの恐怖」を本作は上手く表現しています。
知らないものに出会っただけではその姿次第では、人は恐怖を覚えないかも知れません。
しかしそれが誰もいない暗がりでの遭遇だったらどうでしょうか?
また知っていることに対して恐怖は実にわかりやすく、例えば拳銃や刃物、それを持っているのが強盗や自分に恨みを持っている者だったらどうでしょう?
「知らないことの恐怖」も「知っていることの恐怖」それ単品で効果を発揮しますが、そこに「想像できてしまうことの恐怖」が加わることでより大きな恐怖が期待できてしまう。

ただ一つ惜しい点を挙げるとすれば、霧と怪物の出現の理由付けが多少強引というか味気ないことでしょうか。
まあホラーなんだからそのくらいいいでしょ? と言われればそれまでのことなのですが。

何はともあれホラー・パニック好きなら一度は観て頂きたい映画です。
一緒に原作の「霧」も読んでみるとまた違った見方ができてたのしめるかもしれませんね。
今回は「ミスト」の紹介をさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?
本作の雰囲気や恐怖が少しでも伝われば幸いです。
それでは今回はこの辺で、また!



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